ニチレイ「完熟トマトのチキンライス」を実食レビュー！トマトとバターがとても濃い！

冷凍チキンライスの定番商品、ニチレイ「完熟トマトのチキンライス」

この記事では、ニチレイの冷凍チキンライス、「完熟トマトのチキンライス」を食べてレビューしています。

多くの店の店頭に並んでいる冷凍チキンライスの定番商品

今回食べるのは、ニチレイの「完熟トマトのチキンライス」。冷凍チキンライスではおそらく最も広く出回っている商品かと思われる。

それにしてもニチレイは強い。冷凍チャーハンでは「本格炒め炒飯」があり、冷凍ピラフでは「えびピラフ」があり、そして冷凍チキンライスでは「完熟トマトのチキンライス」。ニチレイの御三家と言って良いだろう。冷凍米飯分野では、冷凍おにぎり以外はトップを押さえている印象だ。

高リコピンのトマトケチャップを使用し、商品名にある通り、濃いトマト味が大きな特徴とのこと。たまごをのせてオムライスにすることも推奨されている。それだけ濃いトマト味に自信があるということだろうか。

ニチレイ「完熟トマトのチキンライス」はどんな商品？

内容量は450g、ラップをかけてレンジへ

内容量は450g。冷凍チャーハンやピラフの定番サイズ。2人前相当となっている。

調理法は、ラップをかけてレンジに入れるタイプ。「本格炒め炒飯」と違い、ニチレイの「えびピラフ」や今回の「完熟トマトのチキンライス」はラップをかけてレンジを入れるというところには注意が必要。

栄養成分表示（100gあたり）

カロリーや脂質は「えびピラフ」以上「本格炒め炒飯」以下。比較することに何の意味もない気がするが、一応念のため。えびピラフ以上本格炒め炒飯以下のこってり感が期待できるということで。

内容物を大皿に開けた状態。鶏肉が大きい！「本格炒め炒飯」の焼豚もこれくらいのが入っていてくれると完璧なのだが。グリーンピースやコーンもたくさん入っている。マッシュルームは小さめ。「えびピラフ」のマッシュルームは大きかったのだが、今回は小さい。

鮮やかなオレンジのごはんも目を引く。冷凍の段階から強いケチャップの香りが漂っており、濃いケチャップとの触れ込み通りに見えた。

ニチレイ「完熟トマトのチキンライス」を食べる

これは濃い！トマトケチャップ

濃厚なトマトケチャップを売りにしているだけあり、強いトマトケチャップの味が最大の特徴だ。これは濃い！これまでそれなりに冷凍チキンライスを食べたことがあるが、私が食べたことあるものの中では最も濃いと言って良いのではないかと思う。これだけ濃ければ、たまごをのせてオムライスにしても、追加のケチャップ要らずで食べられそう。

加えて、バターの風味も強い。トマトとバターを強く効かせることで、チキンライスと聞いてイメージする典型的な味をデフォルメした、パンチのある味に仕上がっていた。子供が好みそうな、良い意味でのおこちゃま味といった感じ。この味が良い、この味じゃなきゃダメという指名買いが多いと思う。

バターが多いためか、油分が多く感じられるが、実際の脂質は冷凍チャーハンほど多くない。トマトケチャップが多いことで油が多く感じてしまうのかもしれない。

これは濃い！トマトケチャップ

トマトケチャップとバターがたくさん入っているため、冷凍チャーハンのようなパラパラ感はない。そもそもチキンライスなのでパラパラを求められているわけではないので、これで問題はない。

油分や水分を多く感じるものの、ごはんがやわらかいことはなく、しっとりしていながらかため食感をキープできていた。

鶏肉がデカイ！

具の充実も素晴らしい。鶏肉のカットがかなり大きく、しかもたくさん入っていて食べ応えがある。大きいので、鶏肉の肉の味、脂の味がしっかりあり、トマトケチャップやバターの味とともに味の大きな構成要素となっている。トマトもバターも印象的だが、実は食後に最も口に残っていたのが鶏の脂の味だった。

鶏肉の他にコーンやグリーンピースが入っている。どちらも結構量が多い。グリーンピースが苦手な人が多いため、冷凍チャーハンなどではあまり入れなくなったというのをどこかで聞いたことがあるが、この商品にはがっつりグリーンピースが入っているので、苦手な方は注意が必要。たくさん入っているがゆえに避けるのに苦労すると思う。

オススメ度（標準は3です）

★★★★★★☆☆☆☆(6)

冷凍チキンライスの定番商品「完熟トマトのチキンライス」を食べてきた。トマトの濃さとバターの強さでとてもわかりやすい味になっており、これぞ皆が望むチキンライスを体現したという印象。具の鶏肉の充実ぶりもすごいものがあり、完成度の高さに驚きのチキンライス。オムライスとしてたまごとあわせてもまったく問題ない濃い味で、この味を知ってしまうと他を食べられないかもしれない。