売上ナンバー1のニッスイ「大きな大きな焼きおにぎり」
この記事では、ニッスイの冷凍焼おにぎり、「大きな大きな焼きおにぎり」を食べてレビューしています。
冷凍焼おにぎりの定番商品
今回食べるのは、ニッスイの「大きな大きな焼きおにぎり」。スーパーなど冷凍食品を扱うお店で最もよく見かける冷凍おにぎり。パッケージに「売上No.1」との記載があり、冷凍チャーハンで言えば「本格炒め炒飯」的なポジションにあるのだろう。
ニッスイ、日本水産は言わずと知れた大手水産・食品メーカーで、冷凍食品の製造も多い。しかしなぜか冷凍チャーハンは作っておらず、冷凍米飯はおにぎりを中心にピラフなどを販売している。今回の商品はニッスイ冷凍米飯商品の中心的な存在と言える。
ニッスイ「大きな大きな焼きおにぎり」はどんな商品?
6個入りで480g
内容量は、6個入って480g。1個あたり80gとなっている。コンビニの普通サイズのおにぎりが1個あたりだいたい110~120gのようなので、それよりひとまわり小さいくらいの大きさ。冷凍おにぎりは小さいものが多いので、それらに比べると「大きい大きい」ということだろう。
ニッスイには他に「焼きおにぎり」という1個あたり50g(10個入り)の商品があり、他社にはもっと大きな冷凍焼おにぎりもある。
栄養成分表示(80gあたり)
内容量 | 480g | エネルギー | 136kcal |
たんぱく質 | 2.6g | 脂質 | 0.8g |
炭水化物 | 29.6g | 食塩相当量 | 0.8g |
おにぎりはトレイに入っている。いかにも冷凍食品っぽい感じ。冷凍米飯でこのような形はあまり見かけない。1個1個大事にされている感じがする。
おにぎりの表面はまんべんなくしょうゆ色になっている。たっぴりしょうゆが使われていそう。
トレイを切り離し、おにぎりをトレイの底についている溝に立て、ラップをかけないでレンジに入れる。なるほどおにぎりを立てるためのトレイなんだ。
ニッスイ「大きな大きな焼きおにぎり」を食べる
焼き面は意外とソフト
今回は6個のうち4個を解凍。320g。約5分間レンジに入れた後取り出した。濃いしょうゆの香りが漂う。家庭で作る焼おにぎりだと、どうしてもしょうゆにムラができるが、さすが今回の商品にはムラはまったくなく、見事なしょうゆ色になっている。
食べてみると、焼き面が意外なほどソフト。ちょっとかためかなという程度で、ふんわりしていた。家や居酒屋などで食べたことのある焼おにぎりは表面がカリカリになっていることが多く、個人的にはそのカリカリがあまり好きではなかったので、このソフト感はたまらない。
ごはん自体は粒がしっかり立っており、冷凍米飯だからといって食感が足りないということはなく、しっかりおいしいごはんだった。コシヒカリを50%使用しているそうだ。さすがコシヒカリなのか、さすがニッスイなのか。とにかくおいしかった。
中までしょうゆが染みている
ひとくち食べて断面をみると、しっかり中までしょうゆが染みている。しょうゆが本当に濃くて、それでいて刺さらない味なのは好感が持てる。たまりしょうゆと濃厚な二段仕込みしょうゆを使用しているとのことで、しょうゆの濃い風味の割に塩けがない理由はそのあたりなのだろう。よくできている。
焼おにぎりだと、しょうゆの濃い色の割にあんまりしょうゆの味がしないと思うことが多々あるが、この商品は焼おにぎりの欠点をうまく解消できている。本当においしい焼おにぎり。
オススメ度(標準は3です)
★★★★★★☆☆☆☆(6)
冷凍おにぎりの売上ナンバー1商品、「大きな大きな焼きおにぎり」を食べてきた。焼おにぎりとしては焼き面がソフト仕上げで、中までしっかりしょうゆの染みた、濃いしょうゆ味が特徴。表面カリカリで濃い色ほどしょうゆの味がしないという焼おにぎりに持つ私のイメージを完全に覆す、とてもおいしい焼おにぎりだった。これはオススメ。今後も冷凍焼おにぎりをいろいろ食べていく予定だが、この商品を上回るのはなかなか難しそうだ。