セブンプレミアムブランドの冷凍チキンライス
この記事では、セブンプレミアムの冷凍チキンライス、「バターが香るチキンライス」を食べてレビューしています。
マルハニチロのチキンライス
今回食べるのは、セブンプレミアムの「バターが香るチキンライス」。販売はマルハニチロが担当。マルハニチロが製造をJAフーズさがに委託している。ちょっと複雑。マルハニチロの商品と言って良いのではないかと思う。
冷食各社の多くは冷凍チキンライスや冷凍オムライスの商品を出しており、その代表格が先日レビューしたニチレイの「完熟トマトのチキンライス」。マルハニチロからも「WILDish チキンライス」という商品が最近新発売となっている。
実はこの商品、セブンの公式サイトや「セブンプレミアム向上委員会」というサイトから消えてしまっており、製造終了したものと思われる。今在庫がある限りで、この商品とは別に「ふんわり卵のオムライス」という商品が発売されている(スーパー限定)。こちらの製造はニッスイ。
セブンプレミアム「バターが香るチキンライス」はどんな商品?
内容量は400g
内容量は400gで、ニチレイの「完熟トマトのチキンライス」に比べると50g少ない。ニチレイの店頭価格がこの商品に比べて多少高い場合が多いので、概ね妥当な妥当な量と言えるだろう。
バターを売りにしている商品らしく、100gあたりの脂質の量が3.2gと、ニチレイの2.8gに比べて多少高い。ただ、冷凍チャーハンに比べるとそれほど高い数値ではない。
栄養成分表示(100gあたり)
内容量 | 400g | エネルギー | 175kcal |
たんぱく質 | 4.3g | 脂質 | 3.2g |
炭水化物 ∟糖質 ∟食物繊維 |
32.8g ∟31.8g ∟1.0g |
食塩相当量 | 1.2g |
グリーンピースが目立つ
内容物を大皿にあけた状態。トマトを売りにするニチレイに比べると赤味は穏やか。
グリーンピースがたくさん入っているのが目につく。グリーンピースを食べられない人が多いため、冷食米飯ではなるべく使わない傾向があるらしいが、ニチレイもそうだったが、冷凍チキンライスにはガッツリ入っている場合が多い。
他には、鶏肉とマッシュルームが入っている。マッシュルームはあまり存在感がない。
セブンプレミアム「バターが香るチキンライス」を食べる
濃厚なバターの味で洋食感たっぷり
穏やかなケチャップの味に、濃厚なバターが香る。最初食べた時は、ニチレイほどトマトの強さがなかったので、常識の範囲内のチキンライスの味かと思ったが、じわじわとバターの味が強く感じられるようになり、いやはやまったくもって常識の範囲から逸脱するだろう濃厚なバターが広がる。濃厚まったりバター味。
家で食べるチキンライスではなく、レストランのお子様ライスで旗が立ってそうな、洋食感たっぷりの濃厚さだ。
トマトの味はそれほど強くなく、こちらは常識の範囲内といえる。ニチレイのチキンライスはトマトが強烈でバターもそれなりに濃厚だったが、こちらはバターに特化しており、うまく差別化を図っていると感じられた。
チキンライスというよりバターライス
ケチャップの影響なのか、冷凍チャーハンのようなパラパラ感はない。そもそもチキンライスにはパラパラなごはんは求められていないと思うので問題はないだろう。ニチレイもパラパラはしていなかった。
今回でまだ2つめのチキンライスレビューなので、他のチキンライスがどうなっているかはよくわからない。経験を積むしかない。
具は必要十分のボリューム
具として入っているのは、鶏肉、グリーンピース、マッシュルーム。マッシュルームは細かくて量も少なくまったく存在感ないが、グリーンピースと鶏肉はしっかり入っている。特にグリーンピースはかなりたくさん入っており、存在感が際立っていた。
鶏肉もたくさんとは言わないがしっかり入っており、カットも大きめ。これだけ入ってれば十分満足できるだろう。ニチレイのチキンライスは鶏肉のカットが大きくゴロゴロしていたので、それと比べると物足りなさはあるものの、むしろニチレイがすごすぎるだけのように思う。鶏皮がついているのが印象的だった。
オススメ度(標準は3です)
セブンプレミアム「バターが香るチキンライス」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
セブンプレミアムのチキンライスを食べてきた。商品名通りの濃厚なバターの味を感じられ、オリジナリティが高い。冷凍チキンライスの定番商品、ニチレイの「完熟トマトのチキンライス」が強いトマトの味が特徴なので、それと差別化ができているという点でも価値が大きい。どうやらセブンのラインナップから消えてしまうようだが、セブンの商品は一度消えても復活することがままあるので、この商品も再登場に期待したい。