お皿のいらない冷凍チキンライス
この記事では、マルハニチロの冷凍チキンライス、「WILDish チキンライス」を食べてレビューしています。
ワイルディッシュのチキンライス
今回食べていくのは、マルハニチロの「WILDish チキンライス」。お皿のいらない「スタンディングパッケージ」を採用したお手軽商品で、今回食べる「チキンライス」の他に、先日レビューした「焼豚五目炒飯」、そして「豚キムチ炒飯」、「エビピラフ」の計4種類ががラインナップされている。
先日レビュー済の「焼豚五目炒飯」は、皿を用意する必要のないお手軽さに加え、かなりハッキリした味わいで食べごたえのあるチャーハンだった。このシリーズは他の商品もかなり期待できそうだ。
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マルハニチロ「WILDish チキンライス」はどんな商品?
内容量は250gで少し心もとない
内容量は250gで、レビュー済の「焼豚五目炒飯」の270gよりさらに20g少ない。分けて食べることが想定されていない1人前サイズなので問題ないだろうが、私のような大食らいだとちょっと心もとない。通常の冷凍米飯だと400~450gで2人前相当なので、それよりは多い設定となっている。
栄養成分表示(250gあたり)
内容量 | 250g | エネルギー | 494kcal |
たんぱく質 | 11.8g | 脂質 | 15.8g |
炭水化物 | 76.1g | 食塩相当量 | 4.3g |
他の冷凍チキンライスに比べると、同量換算値でカロリーの高さが際立っており、特に脂質の数値が目立つ。冷凍チャーハン並に高カロリーなので、それだけ分厚い味が期待できるだろう。
袋のままレンジに入れて調理するので、調理前の姿はお見せできない。
レンジ調理後は袋を横に切って器にする
レンジ調理後に取り出して、袋上部をはさみで切った状態。この状態で食べることが可能なのでとても便利だが、今回は撮影のために皿に移し替える。本来なら必要のない工程を踏む。
マルハニチロ「WILDish チキンライス」を食べる
全方向に濃い味が特徴
チキンライスといえば、トマトケチャップ、バター、そしてソテーされた玉ねぎなどの旨みが味付けの主な構成だが、今回のチキンライスは全方向に味が濃いのが特徴。トマトケチャップの濃さは、さすがにトマトの濃さが売りのニチレイ「完熟トマトのチキンライス」まではいかないものの、それでも十分に濃いと感じられる。結構な濃さだ。
またバターの風味もしっかりしており、油感が強い。こちらはバターの濃さが売りの「下町食堂のチキンライス」や「バターが香るチキンライス」に匹敵する。この油の強さはこれまで食べてきたチキンライスの中でも最上位だろう。
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加えて、バターの風味とは別に、玉ねぎをソテーした甘い味も感じられる。これがトマトケチャップやバターの味を下支えする形で、濃い味付けに仕上げている印象だ。いやほんと、全方向に濃厚な味。貪欲にいろいろ追求した味という印象を受けた。
ごはんはケチャップやバターで粘質をともなっている
トマトケチャップとバターがたっぷりという味付けから、ごはんはパラッとはしておらず、やや粘質をともなっている。チキンライスにパラパラ食感は求められていないので、これで良いのではないだろうか。味が濃いことも相まって、ごはんにしっかり味が浸透している。
内容量は250gで冷凍米飯としては少ないが、1人前と考えるとまずまずの量。私のようにいつも400g超えの袋を1人で食べている場合だと当然物足りないが、おそらく少数派だろう。パッケージにもしっかり「1人前」と書かれている。
焼豚をはじめとして具が豊富
具として入っているのは、鶏肉、マッシュルーム、グリーンピース、玉ねぎ、たまご。
具が充実していた「WILDish」の「焼豚五目炒飯」に比べるとそれほど多くはなく、鶏肉はカットが小さい上に量もそれほど多くない。むしろマッシュルームやグリーンピースの方が目立っていたくらい。全方向に濃厚な味付けにコストが吸われてしまったのかもしれない。
1人前商品としては高価な商品なので、もうちょっと見た目の豪華さも欲しかったところ。
オススメ度(標準は3です)
マルハニチロ「WILDish チキンライス」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
お皿の要らない「スタンディングパッケージ」が特徴の「ワイルディッシュ」シリーズのうち、今回は「チキンライス」を食べてきた。皿要らずの便利さに加え、トマトケチャップ、バター、ソテー玉ねぎの全方向で濃厚感のある味が特徴的で、かなりリッチな味わいのチキンライスだった。味付けで力尽きたのか、具はそれほど充実していなかったが、それでも満足度は高い。おすすめできる冷凍チキンライス。