10個入りの定番焼おにぎり
この記事では、ニチレイの冷凍焼おにぎり、「焼おにぎり 10個入」を食べてレビューしています。
冷凍焼おにぎりの定番商品
今回食べるのは、ニチレイの「焼おにぎり 10個入」。先日レビューしたニッスイの冷凍おにぎりほどではないものの、冷凍食品を扱うお店ではよく見る商品。
ニッスイの「焼きおにぎり」とは個数が同じ、内容量も似通っており、まさにライバルと言って良い商品だろう。価格帯も被っている。メーカーによって味づくりに違いが見られるなら、それはとても面白そうだ。
ニッスイ「焼おにぎり 10個入り」はどんな商品?
10個入りで480g
内容量は、10個入って480g。1個あたり48gで、ニッスイの「焼きおにぎり」に比べると2g少ない程度。1個あたりだと2gだが1おこだと20g少ないことになり、このあたりは商品を選ぶにあたって微妙に影響するかもしれない。どうしてもお得な方を選んでしまう場合もあるのではないかと思う。店頭価格はかなり似通っているので、10g分の不利を味で補えているか気になるところ。
ニチレイには4個入り400gの大きな焼おにぎり商品も存在している。こちらはニッスイの同等品より大きいが、総量は100g少ない。店頭価格はニチレイの方が高いことが多い。
栄養成分表示(48gあたり)
内容量 | 480g | エネルギー | 77kcal |
たんぱく質 | 1.6g | 脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 17.0g | 食塩相当量 | 0.6g |
袋から出した状態。ニッスイの「焼きおにぎり」はひとつひとつトレイに入っていたが、こちらは無造作に袋に10個入っていた。
表面が黒くて焦げめがついていることが確認できる。ニッスイに比べて焼おにぎり感が強いと言えそうだ。
ニチレイ「焼おにぎり 10個入り」を食べる
焼きめがカリカリで香ばしい
レンジから出した状態。レンジでは熱の通りにくい皿の中心部を空けておにぎりを並べている。表面はしょうゆと焦げめの色で濃い色になっており、表面を触るとちょっとかたい。このあたりはニッスイの「焼きおにぎり」とはだいぶ印象が異なる。今回のニチレイの方が焼おにぎり感がある。
しょうゆを塗って焼いてを繰り返すことにより、表面のカリカリした食感とツヤが強い。ニッスイはしょうゆおにぎり感が強かったが、こちらはきちんと焼おにぎり。焼きめの香ばしさが際立っている。噛むと歯にくっつく焼きめのかたさもいかにも焼おにぎりという印象。
焼きめをしっかりつけることによって、表面をかたくして成形している。ニッスイは表面のごはんを潰すことによって成形していたので、ぜんぜん違う。ニッスイより今回のニチレイの方が焼おにぎりとしての完成度は高い。
しょうゆ味はあっさりめ
塗りと焼きを繰り返すことで表面をカリカリで香ばしく仕上げた一方で、おにぎり内部へのしょうゆの染み込みはあまりない。しょうゆは表面を厚く、中身を薄くしている。しょうゆ味はあまり強くなく、あっさり味となっていた。
ニッスイ「焼きおにぎり」は内部にしょうゆがたくさん染み込んでいる上、かつおの風味を強く感じる味付けだったので、それに比べるとおとなしい味と言えそうだ。見た目はよく似ている小さい焼おにぎりでも、実際食べてみるとまったく違う味、違う作り方なのはとても面白いと感じた。
オススメ度(標準は3です)
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
しょうゆの塗りと焼きを重ねることで、表面の焼きめがカリカリで、風味が豊かな焼おにぎりだった。ニッスイの「焼きおにぎり」の内部まで味が浸透した濃いしょうゆ押しとはまったく違う傾向で面白かった。ニッスイよりも焼おにぎりらしい仕上がりと言えるだろう。個人的にはソフト食感でしょうゆの濃いニッスイが好みだが、焼おにぎりらしさを求めるならこちらニチレイを選ぶべきだろう。