「あおり炒めの焼豚炒飯」赤坂璃宮の譚オーナーシェフ監修による冷凍チャーハン
この記事では、マルハニチロの冷凍チャーハン、「あおり炒めの焼豚炒飯」を食べてレビューしています。
有名シェフ監修の本格派
マルハニチロの冷凍チャーハン看板商品が「あおり炒めの焼豚炒飯」。前回までにレビューした「本格炒め炒飯」や「ザ★チャーハン」に比べると売っているお店は限られる印象だが、それでも多くのスーパーで扱っている有名商品である。
「赤坂璃宮」の譚彦彬氏が監修している冷凍チャーハンで、あおる回数や時間、鍋の温度、具材投入のタイミングまでデータ化し、調理手順をすべて再現した専用の炒飯製造機を使用して作られているとのこと。気合の入り方が半端ない冷凍チャーハンだ。
「あおり炒めの焼豚炒飯」はどんな冷凍チャーハン?
2人前入っている
内容量は450gで、約2人前入っている。「本格炒め炒飯」と同じサイズとなっている。経験則では、450gならば大食いの人が1食として食べて満足できる量。コンビニでよく売っている1人前の量では足りない人には良い量だろう。調理はラップをかけずにレンジに入れるタイプ。
栄養成分表示(100gあたり)
内容量 | 450g | エネルギー | 211kcal |
たんぱく質 | 4.9g | 脂質 | 7.1g |
炭水化物 | 31.8g | 食塩相当量 | 1.5g |
大皿に冷凍状態の内容物を開けた状態。これまで食べてきた「本格炒め炒飯」や「ザ★チャーハン」に比べて明らかに具が多く、カットも大きい。ごはんにつけられた色が濃いめに見える。これは期待が高まる。
「あおり炒めの焼豚炒飯」を食べる
焼豚のコクが特徴の味付け
「本格炒め炒飯」や「ザ★チャーハン」と同じように、強烈な個性があるというよりは、総合力で勝負している味付け。そんな中で特徴を挙げるとすれば、焼豚のコク、しょうゆ味を強めに感じることだろうか。葱油の香りがしっかり感じられる一方、にんにくはそれほど効いている印象はなかった。
油の量は「ザ★チャーハン」以上、「本格炒め炒飯」以下と言ったところだろうか。ほどほどに油のこってり感はあるが、調理感、臨場感があると言えるほどではない。油をうまく使っていることに関しては「本格炒め炒飯」がぶっちぎりな存在と言えるだろう。
多少やわらかい食感のごはん
油の量が大きく影響してくる部分だが、パラパラ感はあまりない印象。これも「本格炒め炒飯」がダントツのように感じる。これまでに食べてきた他の2つに比べてややごはんがやわらかい感じがしたが、このあたりは誤差の範疇で、こちら側の微妙な調理時間の違いが影響してしまっている可能性はありそう。
ただ、メーカーサイトによると「ふっくら」という部分が強調されているため、他社に比べてやわらかい食感なのは意図的な可能性もある。申し訳ないが私がまだ冷凍チャーハンブロガーとして経験不足のため、判定がし難い。いずれハッキリ言えるようになれればと思う。
具のボリュームは抜きん出ている
自分で書いてきて、ここまでいまいち商品について強みを強調できない感じだったのだが、具は「本格炒め炒飯」や「ザ★チャーハン」に比べて抜きん出たボリューム。焼豚はカットが大きく量も多い。さらには、味も濃いめでかなり食べ応えがあった。前2つの具のボリュームが物足りなかったこともあって、これだけ入っていてくれるとうれしい。
卵もたくさん入っている。こちらも大きい粒のものも入っていて、大きいのから小さいのまでバラエティに富んだ食感を感じ取ることができた。卵の量もぶっちぎりだ。濃いめのしょうゆ味とと卵の甘みの相性も素晴らしい。
おすすめ度(標準は3です)
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
「本格炒め炒飯」や「ザ★チャーハン」に比べると味は中庸という印象は否めないが、総合力は高い。濃いめのしょうゆ味に葱油がしっかり香っている。そしてこの商品の大きな特徴は、具のボリュームがあること。焼豚はカットが大きい上に量も多く食べ応え十分。味が濃いのも高ポイント。卵もたくさん入っていて、大小織り交ぜた食感は賑やか。卵の甘みがごはんや焼豚の味付けと好相性だった。さすがマルハニチロ看板商品。