大海老の入った冷凍チャーハン
この記事では、味の素の冷凍チャーハン、「大海老炒飯」を食べてレビューしています。
「ザ★チャーハン」と似ているパッケージデザイン
今回食べるのは、味の素の「大海老炒飯」。文字通り、具として大海老の入ったチャーハンである。
パッケージデザインが味の素の看板冷凍チャーハンである、「ザ★チャーハン」とよく似ている。「ザ★チャーハン」が黒と金を基調としているのに対し、今回の「大海老炒飯」は赤地に白い文字が目印。
商品名は「大海老炒飯」だが、決してそれだけが売りの商品ではないようで、パッケージには「ゴロッとあぶり焼豚」や、「たまり醤油とオイスターソース、ちょっと贅沢な本場の味」との売り文句も見られる。ちょっとプレミアム指向の冷凍チャーハンといったところだろうか。
味の素「大海老炒飯」はどんな商品?
内容量は400gでちょっと少なめ
内容量は400g。パッケージデザインが似ている「ザ★チャーハン」は600gの内容量も大きな売りのひとつだが、今回は一般的な冷凍チャーハンの450gより50g少なくなっている。この点は注意が必要だろう。
栄養成分を見ると、冷凍チャーハンとしてはカロリーや脂質、食塩相当量などはちょっと低め。あっさり味にすることで、リッチな素材の良さを活かす構成なのだろうか。
栄養成分表示(200gあたり)
内容量 | 400g | エネルギー | 371kcal |
たんぱく質 | 12.0g | 脂質 | 11.0g |
炭水化物 | 56.0g | 食塩相当量 | 2.3g |
具はなかなかたくさん入っていそう
内容物を大皿にあけた状態。確かに海老が大きい!そしてチャーシューも大きい!これはリッチ。卵やねぎといった細かい具も多めに入っていそうだ。
一方で、ごはんの量はやはりいつもに比べてちょっと少ない。大食いの私の感覚からすると、2人前としては心もとない。もちろん私はおひとり様で全部食べるのだが。
味の素「大海老炒飯」を食べる
あっさり味だがたまりしょうゆとオイスターソースの旨みを感じる
しょうゆの色が濃いめについていて、香りもしっかり強く感じられるが、味はあっさりめ。たまりしょうゆとオイスターソースの風味が感じられる。私は濃い味のチャーハンが好きだが、今回の味はあっさりではあるものの、コク深い味が楽しめ、これはこれでおいしい。旨みがしっかりあるので、根拠あるあっさり味だと感じた。
先ほども書いたが、おそらく具の大海老やあぶり焼豚の味をしっかり際立たせるための味付けなのだろう。油も冷凍チャーハンとしては少なめなのだが、あっさり味の中だとそれなりに
油の風味が感じられた。ちょっと上品な味と言って良いだろう。
ごはんに味がしっかり染み込んでいる
ごはんはしっかり粒が立っている。適度な油の量でパラっとしており、しっかりチャーハンらしく仕上がっている。味付けとの兼ね合いが大きいのだろうが「ザ★チャーハン」のごはんよりも状態が良く感じられた。
ごはんに味付けがよく染み込んでおり、味はそれほど濃くないものの、その割にしっかりした味という印象を受ける。上品な味に加え、丁寧に作り込まれている感じがして、これも高級感につながっていた。
ただ数字通り、やはり量はちょっと少ない。450gの商品と同じ感覚で食べると物足りなく感じるかもしれない。
上質感ある大海老や角切りチャーシュー
具として入っているのは、大ぶりの海老、大きめの角切りチャーシュー、たまご、ねぎ、そしてたけのこが入っている。
主役の大海老はさすがの存在感。これまで食べてきた冷凍米食の中でも大きさはいちばんだろう。ぷりぷりした食感で食べ応えも十分。味が染み込んでいるわけではないが、これだけ大きいと海老自体の味や甘みがしっかり感じ取れるのがこれはこれで素晴らしい。単純な海老の量だけなら、ニチレイ「えびピラフ」も負けていないが、大きさは遥かに凌駕している。
角切りのチャーシューも量が多く、大きめのものが入っている。海老だけでもすごいのに、チャーシューもしっかり入っていることで、これもまた今回の商品の上質感を高めている。具の充実ぶりがかなりすごい。
さらには、たけのこが目立っている。最初、口に入れた時になんか引っかかる食感があって気になったのだが、それがたけのこで、他のごはんや具とは異質なかたさがあり、アクセントになっている。最初はこの食感が邪魔くさいと思ったが、だんだんとそれが心地良くなってきた。
オススメ度(標準は3です)
味の素「大海老炒飯」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
大海老がたくさん入った、高級感あるチャーハン。おとなしめの味付けながら、ごはんに味がしっかり染み込んでいて、しょうゆやオイスターソースの香りがしっかり感じられる仕上がり。そしてなんと言っても大ぶりの海老や角切りのチャーシューがたくさん入っていて、上質感を高めている。ちょっと贅沢な冷凍チャーハンとして、キラリと光る商品だった。