ビッグサイズの焼おにぎり
この記事では、ニチレイの冷凍焼おにぎり、「本格焼おにぎり」を食べてレビューしています。
大型の焼おにぎり4個入りの商品
今回食べるのは、ニチレイの「本格焼おにぎり」。金色のパッケージでプレミアム感のある商品。
同じニチレイの「焼おにぎり 10個入り」が48gの焼おにぎりが10個入りで計480gなのに対し、今回の商品は100gのおにぎりが4個入りで計400gとなっている。同じく大きなことを売りにしているニッスイの「大きな大きな焼きおにぎり」が1個80gの6個入りで計480gなので、総量は少ないものの1個あたりはだいぶ大きいことが特徴だ。
ニチレイ「本格焼おにぎり」はどんな商品?
100gの大きな焼おにぎり4個入りで「ゆめぴりか」を使用
100gの焼おにぎりが4個入りという大きな特徴があるのに加え、他にもライバルのニッスイ焼おにぎりとは大きな違いが見られる。
ニッスイの焼おにぎりが国産米を使ってそのうち50%が「コシヒカリ」を使用しているのに対し、こちらニチレイは北海道の銘柄米「ゆめぴりか」を使用している。
これまでニッスイの焼おにぎり商品を2品、ニチレイの焼おにぎり商品を1品食べてきているが、焼き方や味付けの方向性もずいぶんと違う。とにかく、同じ焼おにぎり商品ではあっても、メーカーによって色々違うのがとても興味深い。
今回のニチレイ「本格焼おにぎり」は果たしてどんな商品なのだろうか。
栄養成分表示(100gあたり)
内容量 | 400g | エネルギー | 165kcal |
たんぱく質 | 3.1g | 脂質 | 0.9g |
炭水化物 | 36.2g | 食塩相当量 | 1.4g |
袋から出した状態。ニチレイの10個入りの焼おにぎりは袋に無造作に入れられていたが、今回はニッスイの焼おにぎりと同じようにトレイに入っている。ニッスイのトレイは焼おにぎりを立ててレンジに入れるのの対し、今回は1つ1つ切り離してそのままレンジに入れる方式。
ニチレイの10個入りの焼おにぎりと同じように、表面に焦げ目がついていて、ニッスイに比べて焼おにぎり感が強い。
ニチレイ「本格焼おにぎり」を食べる
しっかり焼き目がついていて香ばしい
レンジで温めた後、取り出した状態。表面に焼き目がついていて、香ばしいしょうゆの香りが漂う。焼おにぎり感が強いのはニチレイの共通した特徴と言って良いのだろう。
トレイから取り出す。触ってみた感じ、塗って焼いてを繰り返した「焼おにぎり10個入り」に比べて表面が多少ソフト。ニッスイよりはかたいが、ニチレイ「10個入り」ほどではなかった。
「10個入り」ほど表面がかたくない分、おにぎり表面のお米を潰すことによって成形されている。ニッスイの焼おにぎりと同じスタイル。
昆布だしのあっさりしょうゆ味
同じニチレイの「10個入り」に比べると、しょうゆの味は濃い。まろやかな昆布だしが効いており、「10個入り」よりもしょうゆの味を前面に押し出している印象だ。割ってみると、しょうゆが内部に多少染み込んでいるのがわかる。反面、焼き目とか香ばしさといった焼おにぎり感は「10個入り」の方が強い。
焼おにぎり感よりもしょうゆの濃さを重視している印象の、ニッスイの焼おにぎりに比べるとしょうゆの濃さは強くなく、ニチレイ「10個入り」とニッスイ焼おにぎりの中間的な味だった。
オススメ度(標準は3です)
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
100gというコンビニおにぎりサイズに迫る大きさが特徴のニチレイ「本格焼おにぎり」を食べてきたが、焼おにぎりとしての特色はニチレイ「10個入り」とニッスイ焼おにぎりの中間的な印象で、程よく焼き目がついて香ばしく、程よくしょうゆの濃さが感じられる焼おにぎりだった。良く言えば焼おにぎりらしさとしょうゆの濃さを両立しており、悪く言えばちょっと中途半端な印象でもある。大きさを求めるなら最適な商品だろう。