セブンプレミアムの焼おにぎり
この記事では、セブンプレミアムの冷凍焼おにぎり、「香ばしい焼おにぎり」を食べてレビューしています。
105gの焼おにぎりが2個入った商品
今回食べるのは、セブンプレミアムの「香ばしい焼おにぎり」。製造はニチレイ。自社商品としても「本格焼おにぎり」や「焼おにぎり 10個入」といった焼おにぎり商品を扱っている。
商品名に「香ばしい」と入っている通り、お米の香ばしさを売りにした商品だが、パッと見で驚くのは2個入り210gということ。1個105gで、大きいことを強く謳っているニチレイ「本格焼おにぎり」の1個100g(4個入り)よりさらに大きい焼おにぎりとなっている。
これまでこのブログでは、一般向け冷凍焼おにぎりの主な製造メーカーであるニッスイとニチレイの焼おにぎりを食べ、ニッスイ製品はしょうゆが濃くて焼きめがやわらかいのに対し、ニチレイの焼おにぎり製品は重ね焼きで表面をかために焼き上げ、しょうゆはそれほど濃くないという特徴があると書いてきた。
今回、ニチレイの焼おにぎりなので、大きさが似通っている「本格焼おにぎり」と同じような商品なのか、それともまったく違う特徴を持った商品なのかが気になるところ。
セブンプレミアム「香ばしい焼おにぎり」はどんな商品?
北海道産米を100%使用
冒頭で書いてしまったが、105gというビッグサイズのおにぎりが2個入っている。パッケージには書かれていないが、北海道産米を100%使用、ニチレイの他の焼おにぎりと同じく「ゆめぴりか」が使われていると思われる。
原材料を見ると、上位に「みりん」が表示されている。他の焼おにぎり商品ではあまり見られない材料。これがどのように作用しているのだろうか。
栄養成分表示(105gあたり)
内容量 | 210g | エネルギー | 166kcal |
たんぱく質 | 3.3g | 脂質 | 0.4g |
炭水化物 ∟糖質 ∟食物繊維 |
37.6g ∟37.1g ∟0.5g |
食塩相当量 | 1.4g |
トレイに入っている
外装から中を出してみると、おにぎりは2個ともプラスチックのトレイに入っている。「本格焼おにぎり」と同じような形。
トレイは切り離し可能。ニッスイの商品ではおにぎりを立てるための溝がついていて、立ててレンジに入れるが、ニチレイは横の状態のままレンジに入れる。
1個ずつ皿の端に置いて中央は空けるようにする。おにぎりに限らず、レンジは中央部分に熱が入りにくいため、皿の中央にはなるべく材料を入れない方が良い。
セブンプレミアム「香ばしい焼おにぎり」を食べる
焼き目しっかり
レンジ調理後トレイから取り出してみると、やはり大きい。コンビニおにぎりとほぼ変わらなそうな大きさ。
かたさは先日食べたニチレイ「大きな焼おにぎり」と同じくらいか。ニッスイ製品よりはかたいが、塗りと焼きを何度も重ねたニチレイの10個入りほどかたくはない。
「一度素焼きにした後、醤油をつけ、焦げ目が付くまでしっかり焼き上げ」たとのことで、表面のお米を潰すのとともに二度焼きすることで成形されている。焦げ目もあり、非常に焼おにぎりらしい見た目。
しょうゆの色もニチレイ「大きな焼おにぎり」と同じくらい。濃い色でおいしそうだ。
あっさりしょうゆ味でお米の甘みが目立つ
焼おにぎりを割って中を見てみる。しょうゆはニッスイ製品ほどではないが、それなりに染み込んでいる。これもニチレイ「大きな焼おにぎり」と同じくらい。焼き目もしょうゆの染み込みもほぼ共通のように見える。
ただ、中のごはんがちょっと褐色なのが決定的な違い。最初、しょうゆなのかなと思ったのだが、どうやらこれは先ほど書いたみりんのようだ。みりんはごはんを炊く時に入れることで、お米の甘みを引き立てる効果があると言われる。寿司店などでもよく使われる手法らしい。今回、みりんでやや褐色になったごはんは、確かに甘みが強く感じられる。
さらには、しょうゆの味がかなりあっさりなのも特徴。他の焼おにぎり製品ではかつお節など魚介の味が感じられたが、今回も多少あるもののかなり弱く、しょうゆの塩けも弱い。しょうゆが控えめな味で脇役に回ることで、相対的にいっそうごはんの甘みが引き立つ結果となっている。
オススメ度(標準は3です)
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
セブンプレミアムの105gのビッグサイズなおにぎり。大きいおにぎりだという特徴以外にも、みりんとともに炊き上げられたごはんは甘みが強く、しょうゆの味が控えめで脇役に徹することで、その甘みがよりいっそう強く感じられた。100gのニチレイ「大きな焼おにぎり」と外見はよく似ていたが、中を開けて見た時のみりんで染まったごはんの色、よりごはんの甘みが強調され、しょうゆの味が穏やかなところが違いだった。