ニッスイ「旨辛四川風炒飯」を実食レビュー！唐辛子と花椒をしっかり効かせた冷凍チャーハン！

四川風の冷凍チャーハン

この記事では、ニッスイの冷凍チャーハン、「旨辛四川風炒飯」を食べてレビューしています。

花椒が特徴の冷凍チャーハン登場！

今回食べるのでは、ニッスイの「旨辛四川風炒飯」。冷凍チャーハンではそれほど多くない、辛さに重点が置かれた商品。「四川風」ということで、豆板醤や甜麺醤を効かせ、花椒をほのかに感じさせるチャーハンとのことだ。以前レビューした日清食品冷凍の「旨辛担々炒飯」あたりが類似商品と言えるかもしれない。

この商品は、練りごまと辛みをバランスよく効かせた非常に完成度の高いチャーハンだったが、辛味についてはもっと辛くても良い感じがしたので、今回の商品には辛さにも期待したいところ。強烈なシビ辛味に期待したい。

ニッスイ「旨辛四川風炒飯」はどんな商品？

内容量は400gでやや少なめ

内容量は400g。一般的な冷凍チャーハンの450gに比べるとちょっと少ない。

栄養成分表示（100gあたり）

栄養成分を見てみると、カロリーや脂質は、冷凍チャーハンに比べて低め。食塩相当量もそれほど高い数値ではない。原材料に、高菜漬、豆板醤、甜麺醤、紹興酒、中華シーズニングペースト、花椒油といった、中華風の材料が入っている。

製造元は真秀コールド・フーズ。奈良県五條市にある冷凍米飯製造メーカーで、以前にレビューしたニッポンハムの「チキチキボーン炒飯」の製造を担当していたメーカーだ。とても良くできた商品だったので、今回もとても楽しみ。

内容量は400gでやや少なめ

内容物を大皿にあけた状態。ねぎ、挽肉、たまごなど細かい具が入っている。特にねぎがたくさん入っていそうだ。ごはんはやや赤みを帯びている。

それなりに具が充実していて、辛さもありそうな佇まいとなっていて期待がいっそう膨らむ。果たしてどんな味なのだろうか。

ニッスイ「旨辛四川風炒飯」を食べる

辛味とシビレが結構強い

豆板醤で辛味をつけ、甜麺醤で甘みとコクを加えた四川風の味付け。最初ちょっと甘みが強いかなと思いながら食べ始めたが、食べ進めていくうちに辛さと甘さのバランスが丁度良いと感じてくる。それほど塩けは強くないが、しっかり太いみそ味を楽しめる。かなり絶妙な味付けではないだろうか。

唐辛子と花椒により、辛味とシビレもしっかりと感じられる。決して激辛ではないが、商品名通り「旨辛」そのもの。唐辛子の辛さは中辛程度で、それより花椒のシビレが少し目立つレベルといったところ。以前食べた日清の「旨辛担々炒飯」に比べるとだいぶ辛い印象だ。辛いものが好きなら今回の方がベターなチョイスとなるだろう。

みそ、甘さ、辛さのバランスがとても良く、パクパクとあっという間に食べられてしまう。辛味の食欲増進効果は本物なのを実感する。これは相当おいしいチャーハンだろう。

油は少ないがごはんはパラパラ

一般的な冷凍チャーハンに比べると油の量は少なめだが、メーカーサイトの商品説明に「『直火炒め製法』により、パラッとした炒飯に仕上げました」と書かれている通り、冷凍チャーハンとして文句のないパラパラ食感となっている。

前述の「旨辛担々炒飯」のやや粘度を感じたごはんに比べると、だいぶチャーハンらしい食感。練りごまの有無が大きく影響していそう。

本来1人前としては400gという内容量は十分多いのだが、今回はあまりに食が進んで、ちょっと物足りなく感じられた。2人前を想定した分量と思われるが、分け似合いでひとりで食べたくなること請け合いだ。

牛肉はカットが大きいが量は少なめ

具として入っているのは、豚挽肉、たまご、ねぎ、高菜漬、そして粒ごま。高菜漬けや粒ごまはそれほど入っていないが、挽肉、たまご、ねぎは細かいながらたくさん入っている。

特に豚挽肉とねぎは細かいものがたくさん入っていて、味だけではなく食感的にも目立っている。ねぎの風味がかなり目立っていたのが印象的。挽肉の豚の旨味が味付けに奥行きを加えていた。

オススメ度（標準は3です）

ニッスイ「旨辛四川風炒飯」
★★★★★★★☆☆☆(7)

ニッスイの冷凍チャーハン、「旨辛四川風炒飯」を食べてきた。冷凍チャーハンとしてはしっかりした唐辛子の辛味と花椒のシビレがあり、ベースとなっているみそ味や甜麺醤の甘みとバランスが素晴らしかった。具として入っているねぎや豚挽肉も良い仕事をしており、これは間違いなく傑作だろう。辛いチャーハンが食べたい時のファーストチョイスになるのは間違いない。