袋のまま食べる冷凍チャーハン「WILDish」から「ねぎ塩豚カルビ炒飯」が登場
この記事では、マルハニチロの冷凍チャーハン、「WILDish ねぎ塩豚カルビ炒飯」を食べてレビューしています。
お皿の要らない「スタンディングパッケージ」採用の冷凍チャーハン新作
今回食べていくのは、マルハニチロの「WILDish ねぎ塩豚カルビ炒飯」。「WILDish」シリーズは、お皿を用意する必要のない「スタンディングパッケージ」を採用していることが売りで、これまでにの他に、すでにレビュー済の「焼豚五目炒飯」、「エビピラフ」、「チキンライス」、「豚キムチ炒飯」の4品をレビューしてきた。今回は。
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「WILDish」は、スタンディングパッケージの他にも、どの商品も味が強めで、パンチのある味に仕上がっているのも特徴となっている。これまで食べたいずれの商品も、お手軽さだけではなく味でも大いに満足することができた。
今回、「ネギ塩豚カルビ」なんていう、いかにも強いが想像できる商品なので、これまでの「WILDish」以上にパンチのある味に期待したい。
マルハニチロ「WILDish ねぎ塩豚カルビ炒飯」はどんな商品?
内容量は250gの1人前サイズ
内容量は250g。コンビニで売られている1人前サイズの冷凍チャーハンに比べると量は多いが、一般的な冷凍チャーハンの400~450gに比べると少ない。皿要らずでの形状で1人前と考えると十分なサイズろ言える。大体200円オーバーで売られているので、1人前の各設定としてはちょっと高額だが、びっくりするほど高いわけではない。
いつもなら冷凍状態の内容物を撮るところだが、今回は袋のままレンジに入れるので、内容物は撮ることができない。
栄養成分表示(250gあたり)
内容量 | 250g | エネルギー | 520kcal |
たんぱく質 | 12.3g | 脂質 | 21.5g |
炭水化物 | 69.4g | 食塩相当量 | 3.9g |
カロリーや脂質の数値が高くなっており、特に脂質は「本格炒め炒飯」並。かなりこってりしていそうだ。
皿要らずのスタンディングパッケージは便利
袋のまま皿の上にのせてレンジ調理。調理後、袋の上部を切り取ることで、皿要らずで袋を容器にして食べることができる。皿が要らない、皿を洗わなくて良いというのは、出先だったり一人暮らしだったりする場合はかなり便利。
今回は中身をきちんと撮影する必要があるので、いつも通り大皿に開ける。せっかくのスタンディングパッケージなのにもったいないがしょうがない。スタンディングパッケージは素晴らしい。
マルハニチロ「WILDish ねぎ塩豚カルビ炒飯」を食べる
パンチの強いねぎ塩ダレ
鶏ガラのベースに、焼肉などでおなじみのねぎ塩ダレの味。強い胡椒が効いた塩味で、パンチの強さが際立っている。ねぎの香ばしさやにんにくの風味も加わり、冷凍チャーハンの中でも屈指の強い味だろう。こってり濃厚。その上、油脂がたくさん入っていて油で炒めたような風味があり、チャーハンとしての調理感、臨場感が強い。これはかなり良くできている。
他の「WILDish」シリーズも総じてこってり濃厚味だが、今回の「ねぎ塩カルビ炒飯」がその傾向が最も強い。濃い味が好きな方は大満足の味だが、濃いものが苦手な方だと、胡椒が塩気を増幅させる効果があり、デッドラインを超えてきてしまうかもしれない。より若い人向けの傾向が強そうだ。
油脂を含んで炒め感のあるごはん
油が多いため、ごはんは一粒一粒しっかりほぐれてパラッとしているが、油がいつも以上に多く含まれ、しっとり感もある。このシリーズは総じて油が多いので、炒め感がきちんと感じられるごはんなのは高ポイント。他製品との大きな違いであり、名作冷凍チャーハンの「本格炒め炒飯」に匹敵する炒め感だと感じた。
ごはんの量は250g。1人前としては十分な量で、コンビニで売られている170~200g程度の1人前冷凍チャーハンに比べると食べ応えがある。コンビニ1人前チャーハンより量相応に価格が高い。でも価格以上においしさに差がありそう。
焼豚をはじめとして具が豊富
具として入っているのは、豚肉、卵、キャベツ、ねぎ、玉ねぎ。「ねぎ塩豚カルビ」なので豚肉が入っているが、あまり豚カルビ感はなく、普通に細かい豚肉といった感じ。もうちょっと豚カルビらしい肉が欲しいところだが、重厚な味なのでそこまでコストが回らなかったのも理解できる。
卵は細かいが量は多めに入っていて、余剰な油を吸い、ごはんをパラッと仕上げるのに効果があった。野菜類はネギが多くて風味もあり、ねぎ塩らしさが感じられた。またキャベツは冷凍チャーハンでは珍しい具で、焼肉感を出したのかもしれないが、こちらはあまり目立っていなかった。
オススメ度(標準は3です)
マルハニチロ「WILDish ねぎ塩豚カルビ炒飯」
★★★★★★★☆☆☆(7)
ねぎ塩らしく、ねぎの風味と胡椒のパンチが強く、油の炒め感、臨場感も感じられるチャーハンらしい味。「WILDish」シリーズはいずれも良くできているが、今回がいちばんおいしいかもしれない。「焼豚五目炒飯」と双璧で、チャーハンらしさとこってり濃い味が際立つ。スタンディングパッケージの便利さだけではない、味も大きな売りの商品だった。シリーズの次の新作にも期待したい。