「下町食堂」シリーズのえびピラフ
この記事では、テーブルマークの冷凍ピラフ、「下町食堂のえびピラフ」を食べてレビューしています。
下町味のえびピラフはどんな特徴があるのだろうか
今回食べていくのは、テーブルマークの「下町食堂のえびピラフ」。「下町食堂」シリーズは先日レビューした「チキンライス」、「焼めし」、そして今回の「えびピラフ」の3種類展開されている。「下町」のピラフってどんな特徴があるのか想像してみるが、まずは安いことが思い浮かび、そしてなんとなく濃い味のイメージ。バターが強いとわかりやすい。実際先日食べた「下町食堂のチキンライス」はバター全開の味だった。
他社からも冷凍えびピラフは多く発売されており、具のえびにこだわったり、アメリケーヌソースが入っていたりとこだわりは様々。今回の商品はどんな色付けをされた冷凍ピラフなのか非常に楽しみだ。
テーブルマーク「下町食堂のえびピラフ」はどんな商品?
内容量は380gでちょっと少ない
内容量は380gで、他社のえびピラフに比べると少ない。2人前としてはやや心もとない量だろう。先日レビューした「チキンライス」と同量となっている。安く手に入れられる分、量が少ない。
栄養成分表示(100gあたり)
内容量 | 380g | エネルギー | 158kcal |
たんぱく質 | 3.3g | 脂質 | 2.4g |
炭水化物 | 30.9g | 食塩相当量 | 1.0g |
一方で、安価品ではあるがカロリーや脂質では他社に引けをとっていない。100gあたりの栄養成分では善戦している。決して安かろうあっさり薄味だろう的なショボさはなさそう。カロリーで品質を測ってしまうあたり、私の味の想像力はかなり乏しいことがわかる。
具はカットが小さいが量はありそう
内容物を大皿にあけた状態。えびや野菜類が入っているが、カットは小さくあまりリッチな感じはしない。ただ、チキンライスの時に感じた具の量の少なさは今回はなく、量はそれなりに入っているように見える。
メインはえびだが、他にも野菜類が多種入っている。安価品の割にはだいぶ見栄えが良い。
テーブルマーク「下町食堂のえびピラフ」を食べる
複合的で上品な味
アメリケーヌソースを使用した、えびの味とバター(マーガリン?)の風味、ブイヨン等の味が複合的に感じられる味付け。チキンライスの時はバターをガツンと効かせることで下町感を出していたが、今回もそれ系の風味はあるものの、しっかりしたえびの味と、ブイヨン系の野菜の旨みをしっかり感じ取ることができた。ちなみにアメリケーヌとはえびの殻を炒めて作るソースのこと。
他社のもっと高額なえびピラフと比べると多少パンチには欠ける印象だが旨みが太く、複合的な味には一切の安っぽさはない。ちょっと良い店のピラフを食べている気分になれる。これのどこが下町食堂なのかちょっと悩んでしまうレベルで行儀の良い味というか、良くも悪くも上品な味だと言えるだろう。いや、見くびっていた。バターがツンのチキンライスとはベクトルが異なる、これもなかなかおいしい。
ごはんはパラッとしている
旨みをたっぷり含んだごはんは、ピラフとしては比較的パラっとした仕上がりとなっている。ごはん自体はそんなかためとは言えないが、ほぐれが良くてこちらも上品。芯までしっかり味が浸透しているのも良かった。
量は380gでちょっと少ない。だいぶ安く手に入れられるので、トレードオフということで問題ないだろう。個人的にはちょっと多い1人前と考えれば満足度は十分ある。
えびの量は十分
先ほど具は結構入っていそうなことを書いたが撤回。えびは小ぶりだが量はきちんと入っていた。他社のえびが大ぶりでプリプリすぎるのでそれらに比べると物足りないが、他と比べないのであればしっかりえびピラフとしての体裁が整っている量だと思う。
えび以外はカットが小さくて量も少ないように感じた。マッシュルーム、たまねぎ、にんじん、いんげん、とうもろこし、赤ピーマンが入っているが、コーン以外はいずれもカットが小さすぎて目立てていない。具というより、むしろ味付けの一部程度に考えた方が良さそう。先ほどはごはんが白いので目立っていただけだったのね。
オススメ度(標準は3です)
テーブルマーク「下町食堂のえびピラフ」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
テーブルマークの「下町食堂」シリーズのえびピラフを食べてきた。バター押しだったチキンライスとは全くアプローチの異なる、下町だが上品な味わいが特徴だった。ごはんの量や具には価格相応の貧弱さはあったものの、価格とトレードオフでかなり満足できる商品なのではないかと思う。冷凍食品ってちょっとした高級品みたいな価格設定なので、安価で買えるのはありがたいこと。味は悪くないどころか素晴らしい。コスパ抜群。