牛カルビを使った焼肉のたれ味のピラフ
この記事では、マルハニチロの冷凍ピラフ、「焼肉だれの牛カルビめし」を食べてレビューしています。
牛の絵柄が目印の牛カルビを使った冷凍ピラフ
今回食べていくのは、マルハニチロの「焼肉だれの牛カルビめし」。牛カルビを使った焼肉だれの味のピラフ。いや、商品にはピラフとは書いていないのだが、チャーハンというにはたまごが使われていないので、このブログでは分類上ピラフということにしておく。
パッケージにはどこかの焼肉屋で使われていそうな牛の絵柄が描かれており、焼肉感を盛り上げている。パッケージに書かれている通り、「がっつり旨辛」で「あとひく味わい」に期待したい。
マルハニチロ「ペヤングそばめし」はどんな商品?
内容量は430g
内容量は430g。冷凍チャーハンの一般的な量である450gに近い量入っている。
原材料を見ると、「牛肉」や「焼肉のたれ」がしっかり入っている。ただ、原材料というからには「焼肉のたれ」に何が入っているのかを書かなければならないと思うのだが、食品表示基準的にはこの書き方で問題ないのだろうか。「焼肉のたれシーズニング」ってなんだろうか。
栄養成分表示(100gあたり)
内容量 | 430g | エネルギー | 170kcal |
たんぱく質 | 4.0g | 脂質 | 3.6g |
炭水化物 | 30.5g | 食塩相当量 | 1.3g |
牛肉はガッツリ多いわけではなさそう
内容物を大皿にあけた状態。焼肉のたれ色のごはんに混じって、牛肉やねぎが入っている。牛肉はまずまずの量入っているが、商品名で「牛カルビ」!と大々的に押し出しているのに比べるとちょっと弱い印象。
ごく少量ではあるが、ごはんに混じって麦らしき粒も確認できた。
マルハニチロ「焼肉だれの牛カルビめし」を食べる
焼肉のたれの甘みと牛脂が香る
「焼肉だれのがっつり旨辛味」とのことだが、焼肉だれらしい甘い風味がある。鼻に抜ける風味は甘いのだが、味は甘くなりすぎないように考慮されているように感じた。冷食に限らず、焼肉のたれを再現したものは甘くなりすぎる傾向があるので、この配慮はありがたい。
焼肉のたれの味とともに、牛脂がふわっと香り、牛カルビ感を高めている。鼻に抜ける甘い焼肉のたれのと牛脂によって、きちんと商品名通りの味になっていたのは好感が持てる。
ただ、もうちょっとガツンとくるたれの味があっても良かったのかなと思う。しょうゆ系の味が少し物足りず、たれの甘みを抑えているのは好感が持てたものの、たれの味自体がちょっと弱い印象だった。焼いた風味、焼肉らしい臨場感みたいなものも欲しい。また、「旨辛」という割には辛さが足りないのではないかと思う。
あまりパラパラ感のないごはん
冷凍チャーハンのようなパラパラしたごはんとはちょっと違っていて、どちらかというと炊き込みごはん風のごはんのように感じた。チャーハンではないのでパラパラしている必要はないのだろう。
意図したかどうかはわからないが、たれの味が混ざらずにダマになっているごはんがちらほらあった。普段冷凍チャーハンや冷凍ピラフを食べているとあまり見られない状況なので、おそらく意図的なのではないかと思うがどうだろうか。そう思いたいところ。
よく見るとごはんに混ざって麦が入っているのが確認できるが、よく見ないとわからないレベルしか入っておらず、普通に食べていても意識しないと気づけないのではないかと思う。ちょっとした健康志向だろうか。
じゃがいもとグリーンピースがたくさん
具として入っているのは、牛カルビ肉、ねぎ、たまねぎ、千切り唐辛子、そして粒ごま。
牛カルビ肉はカットこそそれほど大きくないが、それなりに量しっかり入っていた。ちょっとかためだがしっかり肉感があり、牛カルビ肉らしさを感じ取ることができよう。主役を張るには物足りなさはあるが、及第点には十分届いている。
ねぎやたまねぎはあまり目立っていなかったが、千切りの唐辛子は色味で目立っていた。そして何と言っても粒ごまの香ばしさが印象的で、ややパンチの足りない味付けにアクセントを加えている。入っていなかったら味の印象が大きく変わってしまうだろう。
オススメ度(標準は3です)
マルハニチロ「焼肉だれの牛カルビめし」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
甘みのある焼肉のたれの味に、牛脂の風味がふわっと香り、「牛カルビめし」の味がしっかり成立していた。がっつり味というところを前面に出すには、やや迫力不足な味にも感じられた。もうちょっと強い押し出しが欲しい。おそらく、焼いた風味、焼肉らしい臨場感が足りないのだと思う。牛カルビ肉はそれなりに入っていて、肉感もきちんとあったのは良かった。粒ごまのアクセントが効果的。